疫病・災害にあたって準備が必要。ある程度日用品のストックが必要
今後も日本は、そして世界は災害に見舞われ続け、疫病に見舞われ続ける。2020年のことがそのまま役に立つかはわからないけれど、行動と後悔の記録をつけておく。ひょっとすると、それが自分の、そして誰かの考慮と行動の一つの指針になる可能性がある。
このブログを始めてから、日本で私が見舞われた災害としては、2018年6月末から7月頭の、西日本豪雨くらいのもので。この記事の「一番初めの基」になったのは、このときにある程度生活用品はストックしておかないといけないんだなあと思ったことだ。
もう一つ、COVID-19(新型コロナウィルス・武漢肺炎)のときに困ったこと、考察したことを書き記しておく。
上にも書いたけれど、誰かの考慮と行動の一つの指針になるかもしれないから。
私はどういう体験をしたか
要旨は断捨離もいいけれど、ある程度のストックがないと詰む。
西日本豪雨では
2018年6月末から7月頭の豪雨で、我が家は停電・断水・浸水いずれもなかった。オール電化なのでガスのことは知らないけど、多分ここらはプロパンだから関係ない。
洪水による断水は覚悟してたけど、取水口ギリギリのところまで水が来ていたらしいけれど、川の氾濫もなかった。ギリギリのところで。
ピンポイントでは被災していないけど、市内では停電したところもあったので、(程度も優先順位は低いけど、)大雑把に言えば被災地域にあたった。
物流もぶった切られたけれど、別ルートがあったので、スーパーの棚がガラガラということもなかったのは幸いだった。
新型コロナでは
新型コロナのときは、転売屋が大問題になった。
マスク
下にも書くけれど、私は言われるがまま、マスクを20箱も必死に買い集めて香港のお友達に送ってしまった。
自分用にも1箱買っていたけれど、弟夫婦にマスクはないかと言われて、そのストックをあげてしまった。使いかけの箱がまだ残っているけれど。家から出ない、必要最小限の買い物をする、洗って使えるタイプのマスクも買っておく、ガーゼの布で縫う、ということをした。
また、「中国では急ピッチでマスクを製造しています」という映像が流れたが(外国のテレビ局をわざわざ入れて)、扱っていたのは素手でドン引きした。不潔。
衛生用品のMade in Chinaは絶対に購入しないと心に決めた。
ユニチャームが出回るようになったら、時間をかけて買いたそう。
トイレットペーパー ・キッチンタオル
次に、トイレットペーパーが入ってこないという噂が流れ(実際には、2020年段階では、トイレットペーパーは国産。原料も牛乳パックからリサイクルされたものが多く、トイレットペーパーの原料の枯渇の心配もなかろうと思われる)、トイレットペーパーの買い溜めが行われた。
私はある程度ストックしておかないとならないのだと西日本豪雨のときに学んでいたのもあり、多分2-3ヶ月は持つだろうと期待している。特に、私の場合は、家で仕事をするのもあって、トイレットペーパーが切れると大変悲しいことになる。
都心部に住んでいるお友達は、私の居住区域ではトイレットペーパーの補充が行われていても、仕事と相まって購入できなかった。会社員だから会社で💩しようぜって思っても、日本なのに、COVID-19のときにはリモートワークを導入する会社も多く、トイレットペーパーが買えなかったら気の毒だっただろうと思う。
(親が)生協で巻きの固い(=長尺)リサイクル紙トイレットペーパーを買っていて、私もそれを買っておいてもらうのだけど、これが大正解だったと思う。感触はあまり良くないが、場所を取らない。あと、比較的海外旅行する人はわかってもらえると思うが、ケツをそんなに甘やかす必要はない。生協に入らなくても「長尺」のものは購入できるのでそれで十分。トイレの棚に長尺のものを常時6巻x2袋/人程度ストックを持っておいて悪いものではない。
くれぐれも家が埋まるほど買ってはいけない。
生理用品が売り切れたところもあるらしい
私の話をすれば、私は大抵1日目の夜に生理になって、2日目をやり過ごせば3日目からは普通の活動ができるし、4日目の朝にはほとんど出てない。4日目は日中出るけれど、5日目に最後のカスが出終わる。多分、量がめちゃくちゃ多いわけでもなく、少なすぎるわけでもないんだろうと思う。
2020年現在、生理用品も「量に応じて種類を使い分ける」&「終わったら、すぐに追加する」ために、昼用のナプキンとシンクロフィットは常に追加するとしても、それにあわせて今月は夜用、今月は昼用の多め、今月は昼用の少なめ、とほぼローテーションで使い分ける。
そのため、少なくなっていても通常の昼用を使う、もしくは、多いけれど通常の昼用のものを使う、など臨機応変に工夫すれば、普段の交換頻度を保つ、もしくは交換頻度を上げて2-3ヶ月はやり過ごせると思う。
ただ、ストックとしては「袋をあけた種類のもの」は未開封のものがもう1袋あっても困るものではない。
行動の自粛
まだ学校の休校が始まる前だったが、子守をしに弟夫婦のところに行った。
コロナだけどどうしましょうかと聞くと、ちょうど弟が喘息の発作を起こして倒れていたのもあり、来て子供と遊んで欲しいと言われれば行かざるを得ない。
この頃には、国際線のキャンセル料は無料になっていたが、国内線のキャンセル料はまだ通常通りだった。
次の週、3月頭から学校が休校になり、国内線のキャンセル料も無料になった。
ネットストアの配送通知遅延
健康かどうかは別としても、文化的な生活を送るためには、ネットストアがないと生きていけない。
Amazon(Prime会員ではない)は発送通知に5日間かかった。うちのエリアの配送はヤマト。配送は平常通りだった。
ある程度ストック(=遊び)を持つことの必要性
もともとミニマリストには憧れてたけど、私には無理だなと思ってた。
西日本豪雨のときに、ある程度のストックは必要だと思ったけれど、COVID-19のときにはこれは確信に。
服の話をすれば、乾燥機があればいいやと思って豪雨の頃には下着も3セットしか持ってなかった。もしも停電&雨で外に干せない状態が続けば、かなりアウトなことになっただろうと思い、下着&季節の服は5セット持つことにした。
ある程度のストック=遊びって必要よね。
スマホは生命線
もしも、停電しても、近くの中継基地のバッテリーさえ生きていれば、スマホでなんとかネットに繋げられる。
mineoで月々3GB。これが少しは余るから2回線の間でやりとりして、ストックしてる。
実際に、2020年3月に、家の光回線のルーターが壊れてしまい、交換品が届くまでの間はmineoで繋いだ。バックアップ回線はあって良い。
もう一つ、docomoのXi回線(高いからあまり使いたくない)もある。
ポータブルバッテリー&ソーラー発電
ソーラーチャージャーを買った。
雨なら充電できないのはわかるんだけど、台風のときに送電網を破壊されて停電することがないわけじゃない。その場合は次に太陽がくるから。
バッテリーを日陰におけば、安全に充電できる。
Ankerのソーラーチャージャーは晴れた日なら使える!!!
食料備蓄
2020年は武漢は封鎖された。
日本でそこまで強権的なことができるかはわからないとしても、「疫病の時には、家から出ない」が最適解である。
私の場合、季節によっては植えた野菜や、庭にニラ(これは植えた)が楽しくはびこり、紫蘇(これは飛んできた)が蔓延し、今の季節はフキ(これまた生えてきた)が楽しくはびこっているので、そういうものを食って生き延びられないわけではないと思う。
備蓄品はある程度ストックしておくといい。
賞味期限がくるんで、食べながらストックするのがいいんだとつくづく思った。賞味期限切れのアルファ化米がまだあるよ。(日常で食べると、すごく悲しい気持ちになるけど、旅行中なら平気)
いろんな味があると飽きないよ。
我が家はオール電化なので、ポータブルコンロは必須です。
ミネラルウォーターの買い置きも必須。これは、お出かけするときにクリスタルガイザーの安いやつをAmazonや楽天で買ってる。(これを持ってお散歩するというわけだ。家の近くには自動販売機すらないし、近くのコンビニまで徒歩20分だから、持って歩かないと下手したら死ぬ。メルカリ出しに歩くのが大変良い運動になっているのがわかっていただけると思う)
大ボトルも必要だ。
トイレ
トイレは考えたことがなかった。
こういうのを買っておきましょうかね。
そもそも住む場所を考えよう
瀬戸内海沿岸はそもそも災害が少ない地域です。なので、地震の多い関東を避けて、というのは大いにありうる話。気候も温暖(=雪はほとんど積もらないし、夏は35度越すことは少ない)だし、山間部まで含めれば無医村地帯はありますが、断続的にポツポツポツポツと連なる都市部()なら、医者に困ることもない。
ただねー、広島の市街地郊外に顕著ですが、無茶苦茶な住宅地の造成をしているところは少なくない。うちの近辺だって、明らかな「水の通り道」、つまり丘の中腹にため池があって、そこから下の田んぼに水を流してたところね、その田んぼを埋めて小さい住宅地にして買って家を建ててる人たちがいるんだもの。
丘の上の大規模住宅地(ため池から水が流れて来ない・近くに山がないから崩れて来ない)に空き家がたくさんあるんだけどなあ。
もう一つ、過疎地ね。物流が寸断されやすい。それはもうどうしようもないことだし。
選択できる立場ならば、せめて「田んぼを埋め立てたところにわざわざ家を建てない」くらいのことは考えてもいいと思う。
災害・疫病のときに、外国に物資を送るのは少し考えもの
COVID-19(新型コロナ、武漢肺炎)に関しては、2019年の最後のニュースか2020年の初めのニュースかで流れ始めていた。
香港人はSARSのことがあるからか、パニックを起こした。
多少、恩義がある相手に「マスクを送って欲しい」と言われば送らないと、と思うのが人情というものである。
春節前、1/15に香港にマスクを4箱送った。eパケットで到着は1/21。
春節後に別の人に、送って欲しいと言われて、合計16箱送った。最も時間がかかったものはこれ。
日本にいる香港人や香港に友達がいる日本人が、こういう小さいパーセルを送りまくってしまい、香港側は春節休みを延長したのもあり、税関・香港郵政がパンクした。
ここから考えるにあたって、小さいパーセルを大量に送るのは、善意から出た行為であっても、向こうの物流を妨げてしまう可能性がある。これは避けるべき行為だったように思う。
香港の場合は、私の20箱ではないレベルの、大量にドカンと日本や他の国から転売して販売する人たちが出てくる。彼らは10倍くらいの値段で販売するだろうけれど、日本のように店頭から全然なくなるということはない。
日本の場合は、メルカリ・ヤフオク・Amazonに「気持ちの悪い」転売屋が出てくる。楽天でも服飾の店がマスクを売り始め、情報を抜くのが目的に見えるような、怪しすぎる店ばかりで購入できない。
大切な友人なので、一切送らないわけには行かないだろう。ただ、合計で1つのパーセル、合わせてマスク4箱くらいで十分だったと思う。彼らは店頭で購入できるから。
その4箱を除いた16箱。中国製で60枚入り。あれを買い占めていいかは別としても、あれを手元に置いていれば、弟夫婦のところにもう少しやれたし、お世話になっている内科(薬は2ヶ月分処方していただいたので、もしも体調悪化がなければ行かずに済む)も、マスクは足りているだろうか。寄付できたのになあとすごく後悔している。
マスクはそもそも万全じゃないしなあ
マスクはそもそも万全なものではない。送ったマスクでも、見切れているけれどもう一度。
「マスクは感染(侵入)を完全に防ぐものではありません」
また、香港の人工密集度は東京どころではないし、そもそも生活様式が日本人から見れば実に不潔。
洗杯という食事前の儀式があるけれど、そもそも食事前に手を洗わないから不潔。
洗ってもジェットタオルで吹き飛ばそうとするから、ウィルスが拡散されてしまう。
「飲茶」も、結局は一つの皿を複数の人でつつきあう食事形態だから、蔓延しやすい。
マスクがあってもなくても、あの行動様式を続ければ意味はない。(家から出ないのが一番。だから出ないようにしてる。家の中でマスクつけて、馬鹿だろ)
香港人のパニックに飲み込まれない
そもそも彼らは噂好き。ぺちゃくちゃぺちゃくちゃコロナの話をして、ほぼデマで、dull。おまけにパニックを起こす。
ファクトチェックと称して、中国で出回っているという、日本のテレビニュースのスクショを送って、説明しろと言う。香港大学も香港中文大学も、オックスブリッジも、パブリックアイビーもcritical thinkingがいかなるものなのかを教えないんだなということがよくわかった。
こういうことを始めたときには、無視するのが一番。
I am chilling out.と言われても、飲まれないこと。