洗濯機のコストパフォーマンスの高さと、貧困について
先日、洗濯機が壊れた。
仕方がないので、これを買い換え、設置と引き取りの発注した。週末には届く模様だよ。
なにぶん古い家なもので、高さ・厚みその他の事情で斜め式、ドラム式などは選択できず、昔ながらの全自動一択です。
インバーター式8キロならば、カーテンを洗いたい、タオルケットを洗いたいという需要にも耐えるだろうと考えた。まあ、これまでの機種の後継だね。
見積もりを取って、設置と引き取りまで合わせて10万円を少し超えましたよ。こたつもこたつぶとんも新調したところだったのにな。
というわけで、クリスマス需要が終わった頃、つまり年末から来年の頭くらいにiPhone 13 Proを買おうと思っていたのだが、洗濯機になった。ちぇ。
コインランドリーは割安になるのか計算した
ここで、弟が昔住んでいたところを思い出すのだが、洗濯機置き場というものはそもそも存在せず、コインランドリーを使っていた。あの潔癖症くんが…
私の場合で計算してみるとした。
そう遠くないところにあるコインランドリーはどこも洗剤が入っている。私は香り付き柔軟剤が大嫌いで、いくつか回って柔軟剤が入ってなさげなコインランドリーを選ぶのだよ。
これが一回につき400円。柔軟剤入りのコインランドリーは一回につき300円から。
もしもこれがごくごく近所にあって、干すのは庭に干すというパターンで考えよう。
ホテル住まいであれば、タオル、シーツの洗濯はいらないので三日に一度の、服の洗濯だけで済む。
これが日常になれば、タオル、シーツに、ランチョンマットだのカーテンも洗濯しなければならないので、二日に一度の一回300円、もしくは三日に一度ならば、大型の洗濯機で洗って一回500円にしようかということになる。
夏なら、二日に一度でも汗でカビが生えそうなので、実際には6月から9月までは毎日洗いに行くねえ。
さて、この10万円(設置と引き取り込み)と安い300円で仮定して、何回でペイするか計算しよう。
洗濯機の設置と引き取り込みの10万円ちょっきりだと、334回でペイするわけである。
洗濯機があれば洗剤も自分で選べるので、肌があまり丈夫でなない私は石鹸を使う。平均すると一本使うのに一ヶ月半から二ヶ月。まあ、7パック使うとしようか。
石鹸洗剤の場合は、泡立ちを良くするためにお湯を加えること、すすぎ2回を推奨するよ。
洗濯機に黒いカビがつきやすいので、ハイター必須。夏は月に一度、それ以外も三ヶ月に一度は使うとよろし。
ということで、洗剤が一年間に7パック4200円として、ハイターも年間7本として、2800円。合計7000円。
これに水道代や電気代が入るのだが、そこは大した額ではないから無視するとしよう。エマールも、年に2パックくらい使うなあ…
こっちも大した額ではないから無視しよう。
この、洗剤と維持費の代金は24回でペイする。一年間で、358回洗濯するなら、一年は365日なので一年間でペイしてしまう。
コインランドリーを使うならば、90日間は毎日洗いに行くし、残りは275日間は二日に一度洗いに行くとすると138回。一年間で228回は洗いに行く。
一年では228回、一回300円として68,400円なので、そのままではペイしないが、二年目にはペイしちゃうんだなあ。
洗濯機はというと、今回壊れた洗濯機を購入したのは2013年の9月だよ。まるっと8年。8年間の洗剤と維持費が56000円。と聞くと結構大きい額だが、洗濯機(本体価格に設置と引き取り)と合わせて約16万円しかかからない。年間約2万円。
コインランドリーだと、年間約7万円。これにクリーニング代がかかる。8年間とすると、約56万円だったというわけです。
その差、約40万円。
貧困から抜け出しにくいのは、洗濯機に象徴されるような気がする。
もちろん住む場所にもよるだろうが、洗濯機を設置する場所がないような場所にしか住めない人もいる。
洗濯機の設置場所があっても、一度に300円は出せるが、設置代などまで含めた10万円が出せない人もいる。そして、8年間で約40万円の差が生まれる。
そういう人は、割高なコインランドリーを使わねば、社会生活を営む上での清潔さを保てない。さらにセーターだの、ダウンだの、こだわらなければ洗濯機で洗えるものが、コインランドリーでは洗えないからクリーニングに出すしかない。
時間ももったいないよね
いろいろ、人生をシュリンクさせてもいいのではないかと考え、コインランドリー利用を検討したのだが、ここ数日実際にコインランドリー頼りに生活していると、ストレスがたまるし、時間が本当にもったいない。日中ですよ、日中。頭が回転しなくなってお散歩に行く50分ではないんだよ…
実家で洗濯機を借りるのもねえ…何だかなあって気にもなる。
コインランドリーを使うならば、洗濯に行かねばならぬという気持ちとともに、荷物になる(特に濡れたものを持って帰るのは重たいぞ)から車で行かねばならない。せっかくのお出かけが運動にならない。洗っている間に買い物をしたりメルカリを出したり、ATMを操作したりということはできるのだが、回している40分から50分くらいを拘束される。そりゃまあ、その間にいろいろできることはあるのだけど、ちょろっとの用事には長すぎ、用事を積み重ねるのも二日に一度になると、やることもない。
車内でパソコンを広げて、モバイルで通信して仕事をしてもいいのだが、それには微妙に集中できない。スマホでブログ書きしてるんだけどさ…。この記事がそうだよ。車内でスマホにダウンロードして中国ドラマを見るのにぴったりの時間である。一本見たら終わるかな、というくらいの時間の長さではあるのだけどね。夜リラックスタイムではないんだよ。日中、頭が動いている時間ですよ。
勿体無い。
夜コインランドリーに行くのは結構怖くない?
しかも、何かがっつりやるならば短すぎて「あー、洗濯終わったんだけど…」と思うことになる。
なお、弟(引越し魔)は二年経つ前に引っ越して、乾燥機付きの洗濯機を買った。そりゃそうですよ。清潔さ保てて快適。さらに、時間とお金の節約になる。
家に洗濯機があれば、夏なら朝ごはんを食べてぼんやりしている間に洗濯は終わる。冬なら寒いから昼前に干すが、それで乾くわけがないから、風呂に入る前に乾燥機に15分から30分かける。これで浴室暖房機代わりになる。(浴室暖房機を導入したほうがいいのだが、どこに設置するよ?火事になりかねなくない?ということで導入する代わりの、乾燥機である)
洗濯機と乾燥機は、ほんと必須。